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出面表とは|人工の数え方と1か月分の記入例、月末の照合3点

出面表とは|人工の数え方と1か月分の記入例、月末の照合3点

雨で午前に上がった日を、職長の 1 人が 0.5、もう 1 人が 1 と書いた月は、事務が出面表を何度足し直しても計が合いません。半日の線を 4 時間に引いた架空の設備の会社で、職長 2 人・2 現場の 10 月分を数えると、自社 139.5 人工・協力会社 30 人工です。

この記事でわかること

  • 国の公共工事設計労務単価は、公共工事の工事費を積算するための値で、所定労働時間内の 8 時間当たりで示されている(国土交通省「令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価について」令和8年2月17日・2026-11-03 確認)
  • 直感日報の施工プリセットの「現場数値」は作業人員(人)・実働時間(h)・協力会社(人)の 3 欄で、0.5 も入る。空欄の欄は集計に載らず、0 と入れた欄は載る(直感日報の製品の仕様・2026-11-03 確認)
  • 集計と CSV は管理者とマネージャーだけが開ける画面で、期間は直近 7 日か直近 30 日を選ぶ。CSV の列は日付・メンバー・項目・値・単位の 5 つ(同・2026-11-03 確認)

出面表とは何の表で、数は誰が出すのか?⁠

出面(でづら)と呼ばれる表には、現場ごとに日を並べる表と、作業員ごとに日を並べる表の 2 つがあります。

現場ごとの出面表は、その現場に自社と協力会社から何人工(にんく)入ったかを 1 日 1 行で残し、工事の原価と常用の請求の人数に使います。作業員ごとの表は 1 人ずつの出勤の日を並べた、給与や建退共の就労日数の側の表です。

以下は現場ごとの表の話です。

月末に事務が起こす書類、と分担を決めている会社でも、表の数は朝の現場で人数を数えた職長の手から出ています。

常用の請求も原価の把握もしない会社なら、月末の照合は要らず、次の節の表だけを使います。

半日・雨天・応援の人工の数え方【表】⁠

4 時間ちょうどで上がった日は 0.5 人工、5 時間で上がった日は 1 人工と、この会社は半日の線を 4 時間に引いています。

国土交通省は、公共工事設計労務単価を「公共工事の工事費の積算に用いるためのもの」とし、「所定労働時間内8時間当たりの単価」としています。現場で 1 人工を何時間と数えるかは、この資料に出てきませんでした。

半日の時間は会社の決めです。作例の会社は、次の 6 行を 10 月 1 日に職長 2 人へ渡しました。

場面この会社の決め日報の欄
1 日いた1 人 1 日を 1 人工作業人員・協力会社に人数
雨で午前中止など、半日で上がった4 時間以下は 0.5作業人員に 0.5、作業内容に中止の 1 行
残業した人数に足さない実働時間(h)に時間
朝来たが雨天で全部中止0 人工作業人員に 0、作業内容に 1 行
移動・段取りだけで現場に入らない0 人工作業人員に 0
別の現場へ半日応援行った先 +0.5・元の現場 −0.5両方の職長の作業人員

半日を午前と午後で切る、残業を 0.25 人工で人数に足す、と決める会社なら、その値が 2 行目と 3 行目に入ります。2 行目の 4 時間に、残業の時間は入れません。

決めた線は月の途中で動かしません。

職長 2 人・2 現場の 10 月分【記入例】⁠

10 月の計は、A 現場の自社が 77.0 人工、B 現場の自社が 62.5 人工、協力会社は 2 現場で 30 人工でした。

空調と給排水を請け負う設備の会社で、自社の作業員は職長 2 人を含めて 6 人です。作業人員の欄には、職長を含めた自社の人数を書きます。

作業員も自分の日報を出す会社では、二重に足さないよう、「現場数値」の項目は職長に割り当てるテンプレートにだけ置きます。

A 現場(新築の給排水)は月〜土、B 現場(改修の空調)は平日だけ動き、それぞれ職長 1 人を含む 3 人が入ります。10 月 12 日は会社の休日に登録してあり、2 現場とも休みです。

協力会社は、A 現場に配管の 2 人が 10 月 5 日〜9 日と 26 日〜30 日、B 現場に保温の 2 人が 19 日〜23 日に入りました。

いつもと違う日は 4 つあります。14 日(水)は雨で A 現場の午前が中止になり、午後だけ入った 3 人を 0.5 ずつ、1.5 と数えています。

20 日(火)は B 現場の 1 人が午後だけ A 現場へ応援に出て、A が 3.5、B が 2.5 になりました。3 日(土)は A 現場の職長が日報を出し忘れ、22 日(木)は B 現場の職長が出し忘れて翌日に出しています。

この記入例の 1 か月分は、会社も人数も架空です。

2026年10月のカレンダーの各日にA現場とB現場の作業人員と協力会社の人数を書き、3日のAは日報なし(手控えで3)、14日はA 1.5、20日はA 3.5・B 2.5、31日は30日の窓の外とした図

月の計は、「稼働日 × 3 人」にいつもと違う日の差を足し引きします。

  • A 現場の自社 = 26 日 × 3 人 − 1.5(14 日)+ 0.5(20 日)= 77.0 人工
  • B 現場の自社 = 21 日 × 3 人 − 0.5(20 日)= 62.5 人工
  • 協力会社 = 2 人 × 10 日 + 2 人 × 5 日 = 30 人工
  • 自社の計 = 77.0 + 62.5 = 139.5 人工

職長の日報の「現場数値」には、図の 1 マスの 2 つの数をそのまま入れられます。出した数は「集計」で欄ごとの合計・日平均・日ごとの棒になり、メンバー別の行には職長ごとの日数も出ます。

現場ごとに職長が 1 人なら、CSV では「メンバー」の列が現場の代わりを務めます。

2 現場を別のチームに分けた会社では、事務を管理者にするか、マネージャーとして両方のチームに入れます。マネージャーの画面は所属チームの数に限られ、メンバーの事務はこの画面を開けません。

「集計」の「直近30日」の窓は、10 月 30 日(金)の夕方に開けば 1 日〜30 日で、自社の作業人員の合計は 133.5(画面の単位は「人」)です。31 日(土)の A 現場の 3 人工は窓の外にあり、日報の無い 10 月 3 日の分も入っていません。

31 日の分は、11 月 2 日(月)に落とした「直近7日」の CSV(10 月 27 日〜11 月 2 日)の行から拾いました。3 日の分を職長の手控えで 3 人と確かめて足せば、133.5 + 3 + 3 = 139.5 人工で月の計に届きます。

末日の 31 日(土)の夕方に締める会社なら、「直近30日」の窓は 2 日〜31 日にずれ、今度は 1 日(木)の 2 現場の 6 人工が外れます。1 日の分は、30 日までに落とした「直近30日」の CSV に残っています。

施工プリセットのまま使う直感日報(建設・店舗など現場チーム向けの日報管理サービス)の日報には、作業人員と協力会社の 2 つの欄が最初から並んでいます。最初の 1 件は、A 現場の職長が明日の日報の作業人員に 3、協力会社に 0 を入れて出すもので、その夕方には集計の直近 7 日に棒が 1 本立ちます。

現場ごとの人数を数える使い方なので、人ごとの日給や残業代の計算は扱いません。出退勤の打刻の欄は施工プリセットに無く、集計に並ぶのも人数と時間の合計と日平均です。

日報が「書くのも読むのも」速くなる。スマホから 15 秒で提出。数値は設定ゼロで自動集計。提出・集計の画面をそのまま見られます。日報の画面を見る →14 日間は無料で、カードの登録は要りません。

暦の 1 日〜31 日を 1 回で選べる期間は無く、CSV に現場の列もありません。

月末に合わない出面は、どこから照合するか?⁠

1 つ目に開く場所は「集計」のメンバー別の行で、職長ごとの日数を、その現場が動いた日の数と並べます。

当社は、合わない原因を、提出の抜け・数え方の食い違い・現場の付け違いの 3 点に分けて見ます。抜けた日を先に埋めれば、後の 2 点で差を探すときに無い日の 3 人工が紛れ込みません。

① 提出の抜け — 10 月 30 日の直近 30 日で、A 現場が動いた 25 日に対し、職長の日数は 24 日でした。1 日足りません。

直近 30 日の CSV を A の職長の行で日付順に追うと、3 日(土)の 1 件が抜けていました。過去の土曜は「提出状況」の列にも、締め時刻の催促にも、翌朝のまとめにも出ないため、作例の会社は月末のこの照合で気づきました。

日報は 7 日前の分までしか出せないので、3 日の分は出面表の側に手で 3 と書き、備考に「職長の手控えから」と残します。

平日の 22 日(木)は、17 時に職長本人へ催促のメールが届き、翌朝 8 時の朝のまとめにも載ったので、23 日のうちに出せました。

集計は空欄を日数に数えず 0 は数えるため、中止の日や協力会社の来ない日に 0 を入れておくと、日数の差に出し忘れの日だけが浮かびます。

協力会社の欄だけ空けて出した日は、協力会社の日数だけが 1 日少なく出ます。職長の代わりに別の人が出した日は、その人の行に 1 日つきます。

② 数え方の食い違い — 「検索」のキーワードに「中止」と入れると、作業内容に中止と書いた日報が新しい順に出ます。14 日の A 現場の作業人員が 1.5 か、3 のままかを、その 1 件で見ます。

7 日を過ぎた日報は出し直せないので、違っていたら出面表の側で 1.5 に直し、備考に理由を書きます。欄の単位を月の途中で書き換えると、前と後の数は 1 つの合計に入りません。

③ 現場の付け違い — 応援のあった 20 日は、A の 3.5 と B の 2.5 を足して 6、自社の 6 人と合っています。6.5 なら A の 4(応援を 1 と数えた)か B の 3(引き忘れ)で、7 なら応援の 1 人を両方の現場で 1 人工ずつ数えています。

職長を 2 つのチームに入れていると、その職長の日報と数は、名前の順で先に来るチームの集計にだけ出ます。現場ごとに読む会社には、職長 1 人を 1 つのチームに置く現場の付け方が合います。

1 日に 2 つの現場を回る班なら⁠

午前は A、午後は B に入る職長の日報も 1 日 1 件で、2 現場の人数を分けるには数値の欄を現場ごとに足します。

1 つの項目には数値の欄を 10 まで置けるため、「A の作業人員」「B の作業人員」の 2 欄にすれば分けて入ります。CSV でも現場は項目名で分かれます。

人ごとの数や暦の月の締めまで出面表で済ませたい会社にとって、日報の人数の欄では次の 3 つが足りません。

  • 作業員 1 人ずつの日給や残業代まで、この表で出す
  • 協力会社の職人を名前で残す(CSV に職人ごとの列も、作業内容の文章も出ない)
  • 暦の月の 1 日〜31 日を、1 回の操作で締める(集計の期間は直近 7 日か 30 日)

出面を専用のアプリで集める選び方は、出面管理アプリの選び方の記事が 5 つの見方で示しています。

よくある質問⁠

Q1. 出面表と出勤簿は、何が違いますか?⁠

出勤簿は作業員 1 人ずつの出勤と退勤の記録で、この記事の出面表は現場ごとにその日入った人数の記録です。直感日報のテンプレートには出退勤の打刻の項目を足せますが、給与の計算までは受け持ちません。

建退共の報告に使う人ごとの日数は、建退共の就労日数の記録の記事に月の報告までの手順があります。

Q2. 出面表のテンプレート(Excel)は要りますか?⁠

表計算で付けるなら、列は日付・現場・自社の人数・協力会社の人数・備考の 5 つで組めます。直感日報から書き出した CSV なら、項目を作業人員に絞り、日付を行、メンバーを列に並べ替えると、図の A と B の作業人員が日付順に並びます(31 日の行は足します)。

Q3. 協力会社の出面は、誰がつけますか?⁠

作例の会社では、協力会社を受け入れた現場の職長が、自分の日報の「協力会社」の欄に人数を入れます。配管と保温のように会社ごとに分けたいなら、数値の欄を会社ごとに足します。

月末に協力会社の請求と突き合わせるときにそろえる項目は、職人・協力会社の報告共有の記事が契約の形ごとに挙げています。

まとめ: 次にやること⁠

  • 人工の数え方の表の「この会社の決め」の列を自社の線で埋め、月の初日に職長へ渡す
  • 来なかった日や中止の日も、作業人員と協力会社に 0 を入れてもらう
  • 月末は出面表を足す前に、メンバー別の日数で抜けた日を探す

半日の線を 4 時間と午前・午後のどちらで引くかを月の初日までに決めると、職長 2 人の 0.5 が同じ時間を指します。

日報を出さなかった土曜の人数は、月末に聞いても職長の手控えの中にしか残っていません。

照らす順を日数の不足、「中止」の日の数、応援の日の和と決めておけば、紙の出面帳でも表計算でも 3 回の見比べで月が締まります。

0.5 刻みで入った作業人員と協力会社の数を、直感日報では管理者の「集計」が合計と職長ごとの日数に分けて見せます。


※ 記入例の会社・現場・日付・人数は架空です。国土交通省の労務単価の資料は 2026 年 11 月 3 日に公開版を読み、直感日報の画面の名前と集計の期間も同日の仕様に合わせています。

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