← 日報の書き方・運用ガイド

施工管理アプリの選び方|統合型・特化型・無料型と公式の料金

公開日:  直感日報 編集部 約 8 分で読めます

施工管理アプリの選び方|統合型・特化型・無料型と公式の料金

施工管理アプリは、機能の多さより、困っている範囲の広さで選びます。困りごとが日報・写真・人数の集計だけなら統合型は大きく、工程・図面・原価まで要るなら日報に絞った道具では足りません。

この記事でわかること
- サクミルの公式 FAQ の料金は「月額9,800円〜(税別)で20アカウントまで」。21 アカウント以上は、1 アカウントあたり月額 1,000 円(税別)で追加できる(サクミル 公式サイト・2026-10-06 確認)
- 現場ポケットは年間契約 13,500 円/月(税抜・税込 14,850 円/月)と月額契約 15,000 円/月(税抜)の 2 つで、アカウント数は無制限(現場ポケット 料金ページ・2026-10-06 確認)
- KANNA は見積もり依頼、ANDPAD は問い合わせで、会社ごとに料金を案内している(KANNA 料金ページ・ANDPAD 料金について・2026-10-06 確認)
- クラフタは、ツール内の広告掲載で運営し、利用者は全機能を無料で使えると公式サイトで説明している(クラフタ 公式サイト・2026-10-06 確認)

施工管理アプリの 3 つの型 — 統合型・特化型・無料型⁠

施工管理アプリは、扱う範囲と費用の形で、統合型・特化型・無料型の 3 つに分けると比べやすくなります。

施工管理アプリと聞くと、何でもそろった 1 つの仕組みを思い浮かべがちです。ただ、工事の段取りや記録のうちどこまでを扱うかは、製品ごとに大きく違います。

  • 統合型 — 案件・工程表・写真・報告など、複数の仕事を 1 つで扱う型です。サクミルは案件管理から工事台帳までの 12 機能を標準搭載と書き、KANNA の機能一覧には工程表や写真台帳が並びます。
  • 特化型 — 日報や写真、図面の共有など、1 つの仕事に絞った型です。扱う範囲が狭いぶん、困りごとがその仕事に集まっている会社と噛み合います。
  • 無料型 — 利用者が料金を払わずに使える型です。費用をどこでまかなうかは、各社の公式の説明で確かめます。

統合型は、元請や協力会社など関係者の多い現場で、複数の仕事を 1 か所で見られるのが強みです。型の分け方は各社の公式の機能名から当社が整理したもので、各社が名乗る区分でも、優劣の順でもありません。

専用のアプリを入れずに回す方法もあります。チャットで集める場合の限界はLINE で日報を受けるときの置き場の記事、表計算の場合はエクセルの日報を 1 か所で回す記事にあります。

3 つの問いで、自社に合う型を 1 つに絞る【判定の手順】⁠

型の選び方は、範囲と費用の 2 つの問いで型を 1 つに決め、人数の数え方の問いで型の中の候補を絞る手順です。

機能が多いほうが安心、と考えたくなります。ただ選ぶ順番は、機能の数より困っている範囲が先です。

  • 困りごとは 1 つの仕事に収まるか — はいなら、その仕事に絞った特化型が候補です(日報だけなら日報、図面の共有だけなら図面の共有)。いいえで、工程表や原価なども 1 つにまとめたいなら統合型が候補で、載っている機能は各社の公式の一覧で確かめます。
  • 料金を払わずに使い続けたいか — はいなら無料型が候補で、問い 1 の仕事が公式の説明に載っているかを確かめます。いいえなら、問い 1 で出た型のまま進みます。
  • 協力会社や職人まで、人数を数えない定額でアカウントを渡したいか — はいなら、同じ型の中で定額の社を候補に残します。いいえなら、人数で課金する社や一定数まで込みの社も残ります。

協力会社の報告のそろえ方は、協力会社とのやり取りを日報にまとめる記事にあります。

施工管理アプリの型を3つの問いで絞る流れ図。問い1は範囲で、はいなら困りごとの仕事に絞った特化型、いいえなら統合型。問い2は費用で、はいなら無料型。問い3は人数の数え方で、同じ型の中の候補を絞る

作例として、内装工事の会社を置きます。社員 6 人と、毎月入る協力会社の職人 4 人の現場です(人数と状況は架空の例です)。

  • 困りごと — 紙の日報の清書と、日報から現場ごとの人数を手で拾い出す作業です。写真は日報に付けて残せれば足ります。
  • 問い 1 — 工程表は元請の様式で回り、原価は会計事務所とやり取りしています。困りごとは日報に収まるので「はい」です。
  • 問い 2 — 料金が月々かかることは構わないので「いいえ」で、日報の特化型のまま進みます。
  • 問い 3 — 職人 4 人にも書いてもらうので、渡す人数は 10 人です。定額にはこだわらないので「いいえ」で、人数で課金する社も残ります。

この会社の候補は日報に絞った特化型です。写真の整理だけが困りごとの会社なら、同じ手順で写真に絞った特化型が候補になります。

作例の会社のように用事が日報まわりで終わるなら、直感日報(建設・店舗など現場チーム向けの日報管理サービス)で施工の日報を 14 日試せます。スマホのブラウザで開き、作業内容と現場写真のほか天候・人員・安全確認・翌日の予定の欄が並ぶ施工プリセットに書いて出します。

統合型の施工管理アプリを探しているなら、直感日報はその代わりになりません。扱うのは日報で、案件や工程をまとめて管理する仕組みではないからです。

日報が「書くのも読むのも」速くなる。スマホから 15 秒で提出。数値は設定ゼロで自動集計。クレジットカード不要で 14 日間試せます。無料で 14 日試す →400 円/人/月・最低 5 名から

工程表・図面の共有・原価・見積・請求の機能はありません。料金は全メンバーを人数で数え、ストアのアプリは出していないのでスマホのブラウザで使います。

問い 3 の答えと渡す人数は、次の料金表の「課金の数え方」で見比べます。数え方は主に、人数で課金・一定数まで込みで追加・人数を数えない定額の 3 通りです。

5 社の公式料金ページを並べる — 税区分・課金の数え方・取得日つき【表】⁠

金額の書き方も課金の数え方も社ごとに違うため、表は公式の料金の表記をそのまま写し、社どうしの金額の計算はしていません。

2026 年 10 月 6 日に各社の公式ページで確かめた記載です。並びは型ごと、型の中は社名の五十音順で、優劣の順ではありません。施工管理アプリのすべてを網羅したものでもありません。

社(型)料金の公式表記(税区分)課金の数え方・無料の形
ANDPAD(統合型)問い合わせで案内アカウント数による機能制限はなし
KANNA(統合型)見積もり依頼で案内自社アカウント数でプラン・他社は無制限
現場ポケット(統合型)年間契約13,500円/月(税抜)アカウント数・容量・現場数とも無制限の定額
サクミル(統合型)月額9,800円〜(税別)・20アカウントまで21アカウント以上は1アカウント月額1,000円(税別)
クラフタ(無料型)利用者は全機能無料(広告掲載で運営)利用者の料金負担なし
直感日報(特化型・日報)400円(税抜)/人/月・最低5名から全メンバーを人数で課金・14日間の試用

(ANDPAD・KANNA・現場ポケット・サクミル・クラフタ 各社公式と直感日報 LP、いずれも 2026-10-06 確認)

初期費用と無料の形は、表に入りきらない条件を 1 社 1 行で補います。

  • ANDPAD — 料金は初期費用・月額費用・オプション費用の 3 つで構成され、初期費用は初期登録作業やレクチャーなどの費用です。製品の一覧には施工管理・図面・受発注・請求管理などが並びます。
  • KANNA — 「全てのプランが 初期費用0円」とあります。「無料ではじめる」の入口があります。
  • 現場ポケット — 月額契約は 15,000 円/月(税抜)で、両プランとも「導入時の初期サポート費用は要ご相談」です。機能は「日報・写真管理・工程表・報告書・案件管理まで」と書かれています。
  • サクミル — 初期費用は 0 円で、12 機能には見積・積算や予算・原価管理も入ります。2 か月間の無料トライアルは問い合わせ後に始まり、終了後に自動では課金されないと FAQ にあります。
  • クラフタ — 導入は、問い合わせ・デモ画面の説明・オンライン説明会・アカウント発行の順で、最短 3 日と書かれています。
  • 直感日報 — フリープランはなく、試用にクレジットカードは要りません。5 人未満でも、請求は最低 5 名分(月額 2,000 円・税抜)からです。

見積もるときは、協力会社を含めて数えた人数を各社の数え方に当てはめ、見積もり依頼や試用で実際の金額を確かめます。料金と条件は変わることがあるので、契約の前に各社の公式ページで最新の記載を確かめてください。

日報・写真・数値だけが目的なら — 直感日報が合う会社・合わない会社⁠

困りごとが日報・写真・人数の集計に集まっている会社には、直感日報が合います。

施工の写真欄には、既定で 20 枚まで写真を付けられます(枚数は会社の設定で変えられます)。人員などの数値は、直近 7 日か直近 30 日の範囲で合計と日平均が出ます。

工程表・図面・原価・見積・請求まで 1 つで扱いたい会社や、協力会社を人数に数えない定額で入れたい会社には、直感日報は合いません。ずっと無料で使いたい会社、承認を何段も回したい会社も同じで、フリープランはなく承認は 1 段階だけです。

日報から入り、扱う範囲が広がったところで統合型を選び直す順番もとれます。日報アプリに絞って比べる軸は建設業の日報アプリを選ぶ 6 つの軸の記事、写真の整理が困りごとなら工事写真を日報と一緒に残す記事にあります。

日報を集めて読む側の仕事を分けて見たい場合は、管理する側の仕事を 4 つに分けて見る日報管理の記事が手がかりになります。

入れてからつまずきやすい 3 点⁠

入れたあとにつまずきやすいのは、試す端末、切り替える範囲、データの出口の 3 点です。

  • 書く人のスマホで試す — 事務所のパソコンでデモを見て決めると、現場で書く人の手間が見えません。試用は所長や職人の端末で行います。
  • 一度に全部を切り替えない — 日報も写真も工程も同じ日に変えると、覚えることが重なります。困っている 1 つから移します。
  • データの出口を先に見る — 入れる前に、書き出せる形式と範囲を確かめます。書き出した数字の使い道は日報の CSV を会計や元請への提出に使う記事にあります。

よくある質問⁠

Q1. 施工管理アプリと日報アプリは何が違いますか?⁠

扱う範囲が違います。施工管理アプリは工程や原価まで含む道具の総称で、日報アプリはそのうち日報に絞った特化型にあたります。

Q2. 無料の施工管理アプリで足りますか?⁠

足りるかは、問い 1 で決めた仕事が無料型の公式の説明に載っているかで決まります。クラフタは広告掲載で運営し全機能を無料と説明していますが、困りごとに合うかは自社の現場で試して確かめます。

Q3. 特化型で始めて、あとから統合型に移れますか?⁠

移る先が取り込める形でデータを書き出せれば移れます。直感日報の CSV に入るのは数値の欄の値で、1 回に書き出せるのは画面で選んだ直近 7 日か 30 日の分です(直感日報 ヘルプの KPI 集計の項・2026-10-06 確認)。

文章と写真は CSV に入らないので、移る前に何を持っていくかを決めます。取り込めるかは移る先の仕様によります。

まとめ: 次にやること⁠

  • 3 つの問いに、自社の条件で答える
  • 協力会社を含め、アカウントを渡す人数を数える
  • 候補の型の公式ページで、税区分と課金の数え方を確かめる

問いに答えて型が 1 つに決まれば、見積もりを頼む先も絞れます。

機能の一覧から比べ始めると、困っている範囲に関係のない機能まで比べることになります。

人数と困っている範囲が先に決まっていれば、どの型を選んでも見積もりの前提がそろいます。

日報・写真・人員の数字だけで足りる会社なら、直感日報の施工プリセットがその日から使えます。

関連記事


施工の日報も、写真・人員・天候を現場から 1 回で提出。施工プリセットの欄に沿って書くと、人員などの数値は提出と同時に集計されます。無料で 14 日試す →クレジットカード不要・400 円/人/月・最低 5 名から直感日報のスマホ提出画面

※ 各社の料金・条件は、2026 年 10 月 6 日に各社の公式ページで確かめた記載で、変わることがあります。型の分け方は当社の整理で、作例の会社と人数は架空です。記載の製品名・サービス名は、各社の商標または登録商標です。

↑ ページの先頭へ