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建設業の日報テンプレート無料|コピペで使える標準様式と記入例

公開日:  最終更新日:  直感日報 編集部

建設業の日報テンプレート無料|コピペで使える標準様式と記入例

建設業の日報は 7 項目で足ります。定着を決めるのは様式ではなく、記入例をセットで配って当日中に回収する運用です。

建設業の日報に必要なのは、この 7 項目

現場系の日報は、項目を増やすほど書かれなくなります。実務で本当に必要なのは次の 7 項目です。

  • 日付・現場名 — どの現場のいつの記録かを特定する台帳情報。複数現場を掛け持ちする会社では省略できません
  • 作業内容 — 場所・工種・数量で進捗を報告する欄。日報の本体です
  • 人員・実働(自社・協力会社別) — いわゆる出面。常用・請負の請求根拠になる、お金に直結する欄です
  • 天候 — 屋外工種の工程遅延を後から説明する材料になります
  • 安全確認 — KY 実施と指摘・是正の記録。事故時に「やっていた」ことを示す証跡です
  • 翌日の予定 — 翌朝の段取りを事務所・元請と共有する欄。書いておくと翌日の記入も速くなります
  • 特記事項 — 搬入・立会い・手直し・軽微なトラブルなど。「言った言わない」を防ぐ保険です

各項目の書き方と例文は、現場日報の書き方(例文つき)で解説しています。

建設業の日報テンプレートに入れておく必須記入項目のチェックリスト図

コピーして使える標準テンプレート(Excel・紙 両対応)

以下がテンプレート本体です。テキストのままコピーして、Excel なら 1 行ずつセルに、紙ならそのまま印刷して使えます。

この記事のオリジナル様式なので、社内利用・改変は自由です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 作 業 日 報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日付:   年  月  日( )  天候:
現場名:
──────────────────────────────
■ 作業内容(場所・工種・数量)
・
・
・
──────────────────────────────
■ 人員・実働
自社    :  名(  :  〜  :   実働  . h)
協力会社①(      ):  名(  :  〜  :   実働  . h)
協力会社②(      ):  名(  :  〜  :   実働  . h)
──────────────────────────────
■ 安全確認(KY 実施・指摘と是正)
・
──────────────────────────────
■ 翌日の予定
・
──────────────────────────────
■ 特記事項(搬入・立会い・手直し・連絡事項)
・
──────────────────────────────
記入者:        確認者:
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

作るときのポイントは 2 つだけです。

  • 人員・実働は自社と協力会社を必ず分ける — 混ぜて書くと、月末に請求根拠として使えなくなります
  • 実働時間の書式(7.5h など小数)を最初に統一する — 「7 時間半」「7:30」が混在すると集計できません

記入例(内装工事の 1 日分)

空欄のテンプレだけ配っても、書き方のレベル感は伝わりません。現実的な記入例をセットで配ります。

日付:2026 年 7 月 7 日(火)  天候:晴れ
現場名:△△ビル 3F 事務所改修

■ 作業内容
・3F 西側 間仕切り LGS 建て込み(約 35 ㎡)→ 完了
・3F 東側 ボード貼り 1 スパン目 着手
・PB 搬入立ち会い(60 枚、14:00)

■ 人員・実働
自社:3 名(8:00〜17:00 実働 7.0h)
協力会社①(○○電設):2 名(13:00〜17:00 実働 4.0h)

■ 安全確認
・朝礼・KY 実施。重点: 資材搬入時の通路確保
・指摘: 3F 廊下に配線露出 → カバー養生で即日是正

■ 翌日の予定
・3F 東側 ボード貼り続き(2〜3 スパン)
・巾木材 搬入予定 10:00

■ 特記事項
・東側 2 スパン目の下地に不陸あり。監督に写真送付済み、判断待ち

記入者:佐藤  確認者:田中

感想を書かず、数量・人数・時間の数字で埋めるのがコツです。この 1 枚から、進捗・出面・安全・懸案がすべて読み取れます。

テンプレ運用を続ける 3 つのコツ(配る・回収する・保管する)

様式を作っても、運用が決まっていないと 2 週間で止まります。押さえるのは 3 点です。

  • 配る: 全員に同じ様式を配り、上の記入例を「見本」として必ずセットにします。Excel は原本ファイルを保護し、各自が勝手に列を増やせないようにしておくと様式が崩れません
  • 回収する: 締めを「当日中」と決め、提出先を 1 本化します(紙なら事務所の提出箱、Excel ならメール添付か共有フォルダのどちらか一方)。提出先が複数あると、未提出の確認ができません
  • 保管する: 現場別 → 日付順で保管します。現場写真も同じフォルダに寄せると、後日の手直し対応や元請への報告で探す時間が減ります。月末に人員・実働を集計する前提で、数値欄の書式チェックを週 1 回入れておくと事務作業が軽くなります

日報が回り始めたら、元請の場合は次が発注者への月次報告です。工事履行報告書の書き方で、日報から出来高を積み上げる手順を解説しています。

配る・回収する・保管するの 3 点を、紙や Excel でなくスマホに寄せる手もあります。直感日報(建設・店舗など現場チーム向けの日報管理サービス)には、この 7 項目とほぼ同じ構成の施工プリセットが最初から入っています。現場からスマホで 15 秒で提出できます。

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日報はいつまで保存する?——法令上の目安

作業日報そのものを名指しで「何年保存せよ」と定めた法令はありません。関連する制度から、実務の目安を引くことができます。

  • 建設業法の帳簿・図書 — 建設業者は営業所ごとに帳簿を備え、帳簿は建設工事の目的物の引渡しから 5 年間(発注者と締結した住宅新築工事に係るものは 10 年間)保存します。営業に関する図書は 10 年間で、完成図・施工体系図などは作成建設業者や元請が対象、下請は材料費等を記載した見積書とその打合せ記録のみです(建設業法第 40 条の 3、保存年数は建設業法施行規則第 28 条、2026 年 8 月 21 日確認)
  • 労働基準法の記録 — 労働者名簿・賃金台帳など「労働関係に関する重要な書類」には 5 年間(当分の間は 3 年間)の保存義務があります(労働基準法第 109 条・附則第 143 条、同日確認)

日報は出面(請求根拠)・安全確認(是正の証跡)・特記事項(言った言わないの防止)を含む工事関係の記録です。実務では工事の引渡しから 5 年をひとつの目安に、現場別・日付順で保管します。

年数の根拠は作業日報の保存期間で条文ごとに整理してあります。

よくあるつまずき

テンプレ運用でつまずくポイントは、だいたい共通しています

  • 項目を増やしすぎる — 「せっかくだから原価も工程も」と欄を足すと、記入が 15 分仕事になり書かれなくなります。まず 7 項目で回し、必要になってから足します
  • 様式が人によって変わっていく — Excel は各自が改変できるのが弱点です。原本の置き場所と「勝手に変えない」ルールを最初に決めます
  • 回収が翌日以降にずれる — 2 日分まとめて書いた日報は記憶ベースになり、数量も出面も精度が落ちます。短くてもいいので当日中に出します
  • 写真が日報と別の場所に散らばる — 各自のスマホに入ったまま、が最悪のパターンです。是正前後や進捗の写真は、日報とひも付く場所に当日中に集めます
  • 月末の手集計で事務が止まる — 紙・Excel 運用の最後の壁です。人数×実働の転記と集計は現場数が増えるほど重くなり、毎月数時間を超えたら様式ではなく仕組みを変えるサインです

紙・Excel・クラウド——どの方式で運用するか

同じテンプレートでも、運用方式によって得意・不得意がはっきり分かれます。自社の段階に合う方式から始めるのが定着の近道です。

方式得意なこと弱点向いている状況
誰でもその場で書ける。現場にスマホ・PC を持ち込みにくくても回る集計は手作業。保管がかさみ、過去分を探しにくいまず「書く習慣」を作る導入期。少人数の会社
Excel様式の調整が自由。事務所での集計・加工がしやすい現場からの入力に向かず「事務所で清書」になりがち。様式が人ごとに崩れやすい事務所に戻ってから記入する運用。集計を重視する会社
クラウド型(日報アプリ)スマホから当日提出・写真添付・自動集計まで一気通貫月額費用がかかる。導入時に現場への説明が必要現場数・人数が増えて紙/Excel の集計が限界に近づいたとき

この記事のテンプレートは紙・Excel のどちらにもそのまま使えます。クラウド型へ移る目安は、前章の「月末の手集計で事務が止まる」が現実になったときです。

よくある質問

Q. Excel と紙、どちらで始めるのがいいですか?
A. 迷ったら、まず紙で 2 週間回して「書けるか」を確かめ、集計の負荷が見えてから Excel やアプリを検討する順番が手堅いです。どちらも様式は本記事のテンプレのままで使えます。

Q. 協力会社の人員はどこまで書けばいいですか?
A. 最低限「会社名・人数・実働時間」の 3 点です。常用契約ならこの欄がそのまま請求・支払いの根拠になるため、口頭確認で済まさず毎日記録し、会社が複数入る日は 1 社 1 行で分けます。

Q. 作業日報と作業日誌はどう違いますか?
A. 法令上の明確な区別はなく、実務では同じ意味で使われることがほとんどです。日報は「その日の作業を報告する書類」、日誌は「現場に置いて記録を積む帳面」というニュアンスで使い分ける会社もあり、本記事のテンプレートはどちらにも使えます。

Q. テンプレの項目は自社用に増やしてもいいですか?
A. 改変は自由ですが、増やすなら 1 項目ずつ、現場が書き続けられるかを 2 週間見てから次を足します。建設以外の業種(店舗・営業など)は必要項目が変わるため、業種別の日報テンプレートを参照してください。

まとめ: 次にやること

  • 本記事のテンプレをコピーし、記入例と一緒に印刷または Excel 化する
  • 明日の朝礼で全員に配り、締めを「当日中」・提出先を 1 本化して回収を始める
  • 2 週間、紙または Excel で回して、月末の集計にかかる時間を計る

様式は 7 項目で足り、定着は配る・回収する・保管するの運用で決まります。3 番目で計った集計時間が毎月数時間を超えると、人数×実働の転記が事務を止めます。

そこから先は様式ではなく仕組みを変える段階で、スマホから当日提出して自動集計まで一気通貫にできるのがクラウド型(日報アプリ)です。直感日報では人員・実働などの数値が設定ゼロで自動集計され、CSV で Excel に書き出せます。

アプリの選び方は建設業の日報アプリの選び方にまとめました。

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※ 本記事は一般的な情報の提供を目的としています。安全管理・労務の個別の取り扱いは、各現場のルールと関係法令を優先してください。