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日報テンプレート業種別|施工・店舗・営業・オフィスの項目と記入例

最終更新日: 2026-07-07 直感日報 編集部

日報のテンプレートを探して、「営業日報のひな形」をそのまま現場チームに配ったら 1 週間で書かれなくなった——そんな経験はないでしょうか。原因はメンバーのやる気ではなく、テンプレートの項目が仕事に合っていないことがほとんどです。

結論から言うと、日報の項目は業種で変わります。汎用テンプレート 1 枚で全業種をカバーするのは無理があります。施工の日報に商談メモ欄は要りませんし、営業の日報に天候欄は要りません。合わない欄が並んでいるだけで、書く側は毎日「ここは空欄でいいのか」と迷い、その迷いが積もって日報は止まります。

この記事では、施工・店舗飲食・営業・オフィス汎用の 4 業種について、そのまま使える日報テンプレートを項目リスト + 記入例つきで紹介します。あわせて、どの業種にも共通する設計原則と、テンプレート運用でよくあるつまずきもまとめました。

業種で日報の項目が変わる理由

日報は「その日の事実を、読み手が使える形で残す」文書です。そして何が「使える事実」かは、業種で決まります

  • 施工なら、人員・実働と天候は請求と工程の根拠になる
  • 店舗なら、売上・客数がなければその日を評価できない
  • 営業なら、訪問・商談の件数と感触が翌週の動きを決める
  • オフィスワークなら、数量より「わかったこと・困りごと」に価値がある

良いテンプレートとは「項目を見た瞬間に、今日書くことが決まる」テンプレートです。以下、業種別に見ていきます。

施工・現場系の日報テンプレート

建設・設備・内装などの現場系です。日報が請求(出面)と安全の証跡を兼ねるため、4 業種の中でいちばん項目が多くなります。

項目狙い
作業内容場所・工種・数量で進捗を残す(工程会議の材料)
現場写真進捗・是正の証跡。「言った言わない」を防ぐ
人員・実働(自社・協力会社別)常用・請負の請求根拠。日報でいちばんお金に直結する欄
天候屋外工種の工程遅延を説明する材料
安全確認KY 実施・指摘と是正の記録
翌日の予定翌朝の段取り共有。翌日の記入も速くなる
【記入例】
作業内容: 3F 西側 間仕切り LGS 建て込み(約 40 ㎡)
人員・実働: 自社 3 名(実働 7.0h)/ ○○設備 2 名(実働 4.0h)
天候: 晴れのち雨(14 時以降、外部作業中断)
安全確認: 朝礼・KY 実施。指摘: 3F 通路の配線露出 → 即日是正済み
翌日の予定: 同エリア続き。ボード搬入 10 時立ち会い

書き方の詳細と例文は 現場日報の書き方 で、テンプレートの深掘りは 建設業の日報テンプレート で解説しています。

店舗・飲食の日報テンプレート

小売・飲食などの店舗運営です。数字(売上・客数)と、数字に出ない現場の状態(QSC・クレーム)の両方を残すのが軸になります。

項目狙い
売上数値(売上・客数・総労働時間)その日の成績を事実で残す。客単価などは集計側で計算できる
営業サマリー数字の背景(天候・イベント・ピークの様子)を短文で
QSC セルフチェック品質・サービス・清潔さを毎日同じ観点で自己点検
店内写真売場・掲示・清掃状態の記録。臨店の代わりになる
クレーム・トラブル発生した事実と一次対応を証跡として残す
連絡・引き継ぎ翌シフト・他店舗への申し送り
【記入例】
売上数値: 売上 187,400 円 / 客数 142 / 総労働時間 38.5h
営業サマリー: 雨で昼ピーク弱め。夕方は近隣イベント帰りで持ち直し
クレーム・トラブル: 提供遅れ 1 件(15 分待ち)→ その場で謝罪・ドリンクサービス対応
連絡・引き継ぎ: 明日、午前中に業者の厨房点検あり(10 時〜)

ポイントは、客単価や人時売上を書く欄を作らないこと。元の数字(売上・客数・労働時間)さえ揃っていれば割り算は後からできます。書く側に計算をさせるほど、日報は遅く・間違いやすくなります。

営業の日報テンプレート

法人・個人営業のチームです。活動の量(件数)と質(感触)を分けて残すのが軸で、天候や写真の欄は不要です。

項目狙い
営業活動今日どこを訪ね、何をしたかの事実
営業数値(訪問・商談・受注件数・受注金額)活動量を数字で残す。週次・月次の振り返りの土台
商談の感触有望案件を選択式で残す(長文の所感より速くて比べやすい)
良かったこと・課題再現したい成功と、相談したい詰まりを分けて書く
翌日の予定上長が先回りして助言できる
競合・市場情報現場でしか拾えない情報をチームの資産にする
【記入例】
営業活動: A 社 定例訪問 → 追加見積の依頼受け。B 社 新規初訪
営業数値: 訪問 4 / 商談 2 / 受注 1 件・28 万円
商談の感触: A 社=良い(見積次第) / B 社=情報収集段階
課題: B 社は決裁者が別部署。次回同行をお願いしたい

注意したいのは、日報を顧客管理データベースにしないこと。案件の履歴管理まで背負わせると項目が際限なく増えます。日報は「今日の活動と感触」まで、と割り切るのが続くコツです。

オフィス・サービス業の汎用日報テンプレート

事務・サポート・企画など、上の 3 業種に当てはまらないチーム向けです。数字が主役の業種ではないぶん、「わかったこと」と「困りごと」が価値の中心になります。

項目狙い
やったこと今日の作業を短文で列挙
数値メモ(対応件数など)拾える数字が 1 つでもあれば残す(後から傾向が見える)
わかったこと気づき・学び。日報を「作業ログ」から「成長の記録」に変える欄
困りごと・相談詰まっていることを 1 人で抱えさせない。上長がいちばん読みたい欄
明日やること翌日の初動を決めてから 1 日を終える
【記入例】
やったこと: 問い合わせ対応 / 請求書発行(月次分)/ マニュアル改訂 2 ページ
数値メモ: 問い合わせ対応 12 件
わかったこと: 問い合わせの半分は FAQ の同じページで解決できる内容だった
困りごと・相談: 請求書のあて名ルールが人によって違う。統一したい

なお「今日の目標」欄はあえて置いていません。前日の「明日やること」が翌日の目標を兼ねるためで、同じことを 2 回書かせる欄は形骸化の元になります。

どの業種にも共通する 3 つの設計原則

テンプレートを自作・調整するときは、業種を問わず次の 3 点を守ると続きやすくなります。

  • 数字の欄は自由記述と分ける — 「本文のどこかに件数を書く」方式だと、後から集計できません。数値は数値専用の欄に。単位(件・時間・円)も欄側で決めておきます。
  • 自由記述の欄は 1〜2 個まで — 自由記述は書く負担がいちばん重い欄です。事実は選択式・数値・写真に寄せ、文章で書くのは「サマリー」と「相談」程度に絞ります。
  • 気分・コンディションを聞くなら 1 問まで — 調子の変化に早く気づけるのは日報の副産物ですが、質問を増やすとアンケートになって嫌がられます。入れるなら 1 問・スキップ可が上限です。

よくあるつまずき

  • 項目が多すぎて続かない — 「あれも見たい」を全部足すと 10 項目を超え、初週で失速します。目安は 5〜7 項目・記入は数分以内。迷ったら削る側に倒します。
  • 全員に同じテンプレートを強制する — 営業と現場と事務が混在する会社で 1 枚のテンプレを共通化すると、全員にとって「半分は関係ない欄」になります。テンプレートは職種・チーム単位で分けるものです。
  • 読み手が反応しない — 項目が完璧でも、出した日報に何も返ってこなければ書く意味を感じられなくなります。テンプレ設計とセットで「読んだら一言返す」運用まで決めておくのがおすすめです(詳しくは 日報がめんどくさい本当の理由)。
  • Excel 配布で止まる — テンプレを Excel で配ると、提出の催促・ファイル回収・集計がすべて管理側の手作業として残ります。テンプレは「配って終わり」ではなく、回収と集計まで含めて運用です。

この 4 業種のテンプレートを、そのまま使うには

ここまでの 4 テンプレートは、日報管理サービス 直感日報 に「業態プリセット」としてそのまま入っています。導入時に施工・店舗飲食・営業・汎用から業種を選ぶだけで、この記事の項目構成が初日から使えます(どのプリセットも提出の最後は「今日の調子」を 1 タップ・気分 1 問でスキップ可)。売上や実働などの数値項目は設定ゼロで自動集計され、CSV エクスポート(Excel で文字化けしません)にも対応。提出/未提出はメンバー×営業日の 1 画面で分かり、未提出の人にだけ、その人の締め時刻でお知らせが届きます。スマホでそのまま使えます(インストール不要)。

自分の業種のプリセットが実際の項目と合うか確かめたい場合は、直感日報の無料トライアル(クレジットカード不要)で導入時に業種を選んで試せます。

まとめ

  • 日報テンプレートは業種で項目が変わる。汎用 1 枚の全社共通はつまずきの元
  • 施工=作業・写真・人員実働・天候・安全・翌日 / 店舗=売上数値・QSC・クレーム・引き継ぎ / 営業=活動・件数・感触・翌日 / 汎用=やったこと・わかったこと・困りごと
  • 共通原則は数字の欄を分ける・自由記述は 1〜2 個・気分は 1 問まで
  • まずは自分のチームの業種のテンプレートを 1 つ選び、明日の日報から項目を差し替えるところから

よくある質問

Q. 営業と現場が両方いる会社では、テンプレートをどう分ければいいですか?
A. チーム(職種)単位で別のテンプレートを使うのが基本です。全社で 1 枚に統一すると、どちらのチームにも合わない欄が残ります。読む側は分かれていても、提出状況を 1 画面で見られる仕組みにしておけば管理の手間は増えません。

Q. テンプレートの項目は何個までにすべきですか?
A. 目安は 5〜7 項目です。この記事の 4 テンプレートもその範囲に収めています。10 項目を超えると記入時間が伸び、続かなくなる傾向があります。「見たい項目」ではなく「毎日書ける項目」で選んでください。

Q. まずは Excel やチャットのテンプレートで始めてもいいですか?
A. 型を試す段階なら十分です。ただし人数が増えると、提出の催促・回収・数値の集計が管理側の手作業として重くなります。5 名以上で本運用するなら、無料トライアルのある日報アプリで回収と集計まで自動化する選択肢も検討してください(費用感は 日報アプリの料金相場 にまとめています)。


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